5 救急体制の充実強化について

◆37番(稲川和成議員) 市長、御答弁ありがとうございます。
 効率的な道路ネットワークの策定に取り組まれるということですので、今後、中核市への移行を予定し、さらなる発展が見込まれる本市にふさわしい道路網計画となるよう御期待申し上げまして、次の質問に移ります。

 大きな5 救急体制の充実強化についてお伺いします。
 消防局の職員の皆さんにおかれましては、市民の生命、身体及び財産を守るために御尽力いただいていることに改めて感謝を申し上げるとともに、敬意を表するところであります。
 さて、昨今の救急業務は、救急出動件数が増加の一途をたどっており、救急需要の増加が救急隊の現場到着時間の遅延を招き、救急活動に及ぼす影響が懸念されるところであります。総務省消防庁が昨年12月に公表した「平成28年版消防白書」によりますと、全国の救急出動件数が6年連続で過去最多を更新し、初めて600万件を超えました。
 高齢化の進展等により増大する救急需要への対応が喫緊の課題となる中、本市は、鳩ヶ谷市と合併した平成23年に現在の12台体制になった以降、救急車の加増がないまま今日に至っております。その間の救急出動件数は、平成23年の2万2,466件に対し、平成28年は2万7,393件と5年間で4,927件、約1.2倍増加しております。また、65歳以上の高齢者の救急搬送割合も平成23年の46.5パーセントに対し、平成28年は53.3パーセントと5年間で6.8ポイント増加しております。迅速な対応が市民の救命効果の向上につながることから、救急車を加増して救急体制の充実強化を図る時期に来ていると考えます。

一般質問稲川先生似顔絵 救急体制の充実強化について

市のお考えをお聞かせください。

一般質問答弁用

◎奥ノ木信夫市長 稲川和成議員の4番について御答弁申し上げます。

 私は、「暮らしやすいまち」の実現には、ハード面の環境整備を計画的に進め、社会資本の充実を図ることが重要であると考えております。議員御指摘のとおり、都市計画道路の整備に時間を要していることは認識しておりますが、現在、事業中の路線につきましては、市民の暮らしや産業活動を支える都市の基盤として、着実に整備を進める必要があるものと考えております。
 また、道路網のあり方につきましては、今年度から長期間未整備の都市計画道路の検証を含め、社会情勢の変化や交通需要に応じた道路網計画の策定に取り組み、交差点の改良など既存の道路を活用した効率的なネットワークの構築を進め、都市計画道路の見直しが必要となった場合は、都市計画の変更など、適切に対応して参る所存であります。
 以上です。