4 道路網のあり方について

◆37番(稲川和成議員) 文武両道に優れた生徒の育成のため、第2校地は必要不可欠であると考えます。できる限り早く完成させていただくことを要望します。
 また、先日、奥ノ木市長に地元朝日東連合町会から、現議長が中心となり地域の意見を市長に要望しておりますので、その辺も併せてよろしくお願い申し上げます。

 では、次、大きな4 本市の道路網のあり方についてお尋ねいたします。
 「川口市まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、暮らしやすいまちの実現に向けた取り組みとして、市内都市交通システムの改善を挙げております。昨年度は、本市初の総合的な都市交通の指針として「川口市交通体系将来構想」が策定され、今後は関連する施策の推進により、選ばれるまちとして利便性の高い交通環境の整備が進められていくと期待するものであります。
 中でも道路は、交通を形成する重要な施設として都市の活動を支えています。市内の道路ネットワークは拡幅すべき道路を都市計画決定し、現在までに街路整備事業や土地区画整理事業などにより整備が進められて参りました。
 しかし、その一方で、都市計画決定後、長期間、工事が着手されずに未整備となっている道路や部分的に未整備となっている区間が少なからず存在しています。少子高齢化など社会情勢が変化した中で、現在においては、幅員や車線数など過大と考えられる構造の都市計画道路もあります。このため、費用対効果や計画の妥当性など、整備の必要性を引き続き有しているのか、長期間未整備の都市計画道路を含めた本市道路網のあり方について検討が必要であると考えます。

一般質問稲川先生似顔絵 道路網のあり方について

 今後どのように取り組んでいかれるのか、ぜひこれは市長より答弁をいただきたいと思います。

一般質問答弁用

◎奥ノ木信夫市長 稲川和成議員の4番について御答弁申し上げます。

 私は、「暮らしやすいまち」の実現には、ハード面の環境整備を計画的に進め、社会資本の充実を図ることが重要であると考えております。議員御指摘のとおり、都市計画道路の整備に時間を要していることは認識しておりますが、現在、事業中の路線につきましては、市民の暮らしや産業活動を支える都市の基盤として、着実に整備を進める必要があるものと考えております。
 また、道路網のあり方につきましては、今年度から長期間未整備の都市計画道路の検証を含め、社会情勢の変化や交通需要に応じた道路網計画の策定に取り組み、交差点の改良など既存の道路を活用した効率的なネットワークの構築を進め、都市計画道路の見直しが必要となった場合は、都市計画の変更など、適切に対応して参る所存であります。
 以上です。