4 蕨市との協働事業を本格的に!蕨駅周辺の自転車対策について
本年3月、川口市役所内において、蕨駅東口にかかわりを持つ高橋、吉田、若谷、柳田の各議員と蕨市議5名、私を含め10名で、今後、定期的に協議を進めて自転車対策を考えようとの会を設けた。

(1) 蕨駅東口第1自転車置場について
先月4日、川口、蕨議員団で両市が持つすべての自転車置場を現地視察しました。その中で目にとまったのが第1置場です。平成19年6月議会で高橋議員が一度質問していますが、今回は川口、蕨の10名の議員代表質問です。この置場は丁張用水路の上に設置されていることから、両市側からそれぞれ置場の外側にくいを打ち、しっかりとした基礎を構築すれば、多層階にすることは技術的に可能です。
平成19年時点では、蕨市側では市営駐輪場を増やす予定なしとの答弁でしたが、今月、蕨市議会において、比企議員が新設、増設を検討するよう質問しています。よって、蕨市側も考え方を見直すはずです。蕨市と協議研究して、一日も早く多層階の自転車置場の建設を求めます。見解をお聞かせください。
(2) JR東日本との係わり方について
ア 交渉経緯について 過去において、JR側と蕨駅東口の自転車対策について何か協議をしたことがあればお話しください。航空会社や海運会社はそれぞれエアポート、フェリーターミナルなどに利用者用の駐車場、駐輪場を用意しているが、鉄道各社にはその心が全くない。市として、JRに対して駐輪場を設置するよう陳情をとりあえずしてください。
イ 蕨保線技術センター事業用自動車の駐車場について
第1置場の西端で線路際にあるJR所有地ですが、雑草が生い茂り、近所の人の話によると、何年も同じ状態になっているとのことです。この地を借りて駐輪場にすることはできないのでしょうか。
(3) 仮称蕨駅東口放置自転車対策連絡協議会設立を
平成12年12月の埼玉県議会で、奥ノ木現議長が蕨駅東口駅前の都市計画についてとの内容で質問されています。当時の住宅都市部長の答弁によると、「川口市、蕨市に対してまちづくりの機運が醸成されるよう働きかけて参りたい」と答えています。そこで1点目の質問ですが、平成13年以降、県からはどのような働きかけがあったのか。
2点目として、両市の大問題だとの認識を10人の議員は心を1つにしています。御提案ですが、両市の部課長クラスも参加していただき、我々議員団とともに協議会を設置していただけないかお尋ねいたします。

◎森田雅夫市民生活部長 御答弁申し上げます。
大きな4の(1) 蕨駅東口第1自転車置場についてでございますが、当該自転車置場を多層階にすることは、蕨市との市境にあることから蕨市と協働で建築する必要がございます。また、道路幅員や用水路敷等立地条件上の制約があることなど課題が多いことから、蕨市と協議・研究して参りたいと存じます。
次に、(2)のア 交渉経緯についてでございますが、JR東日本に対する自転車駐車場設置の陳情に関しましては、毎年、全国自転車問題自治体連絡協議会を通じて、国土交通大臣あて「鉄道事業者に対する鉄道駅への自転車駐車場付置義務化」を盛り込む自転車法改正の要望を行なっております。今後、議員御提案のJR東日本への要望活動につきましては、実施に向けて蕨市と協議して参ります。
同じくイ 蕨保線技術センター事業用自動車の駐車場についてでございますが、当該用地につきましては、JR東日本大宮支社に確認しましたところ、保全点検及び事故発生時の緊急車両駐車場のため、自転車置場としての利用は困難であるとの回答がございましたので、御理解賜りたいと存じます。
次に、(3)の2点目でございますが、蕨駅東口の放置自転車につきましては、放置防止指導員による駐輪場の案内誘導や放置防止の呼びかけ、さらには、本年7月に川口市民営自転車駐車場建設費補助制度を利用した民営駐車場が開設されたことにより、大幅に改善されているところであります。
また、蕨市との協働事業といたしましては、これまでも蕨駅周辺放置自転車クリーンキャンペーンを毎年実施しているところであります。今後、さらに一体的に対策を実施していくために、議員御提案の協議会の設立につきましても、蕨市と協議・研究して参ります。
以上でございます。
◎田村英之技監兼都市計画部長
大きな4の(3) 仮称蕨駅東口放置自転車対策連絡協議会設立をの1点目ですが、平成12年の埼玉県議会において御審議がございました蕨駅東口まちづくりについての埼玉県からの文書による要請等につきましては確認されておりませんが、県議会における質疑や埼玉県の当該地域に対する課題意識等におきましては、本市においても認識しているところであり、関係部局と連携しながら対応して参りたいと存じます。
以上でございます。