8 放課後児童クラブの時間拡大について
◆37番(稲川和成議員) 大きな8に移ります。

27年度から実施されました子ども・子育て支援新制度では、放課後児童クラブについて児童福祉法の改正があり、「おおむね10歳未満」の文言が削除されたことにより、対象が全小学生となりました。これに併せ、本市におきましても、小学校3年生までが小学校6年生へと拡大をいたしました。このことにより、児童数が大幅に増えたにもかかわらず、待機児童を出すことなく受け入れをしていることは、大いに評価するところであります。
しかしながら、一方で、現在の本市の放課後児童クラブの開室は午後6時30分までとなっており、それまでに保護者は迎えに行かなければいけないとのことで、仕事を終えて迎えまでの時間を考えると、パートなどの非正規雇用か短時間勤務を選択する必要があり、いまだ「小1の壁」は取り払われないと言わざるを得ない状況となっています。
これに対し、市民からの声も上がっており、昨年の9月定例議会において、我が党の前田亜希議員からも利用時間の拡大についての質問をいたしました。回答は、支援員の勤務体制や利用料金などの大幅な再編が必要であるため、事業全般の見直しをする際に、時間拡大を検討していくとのことでありましたが、現在、市として時間の拡大を行なっていく考えはないのか伺います。

◎茂呂修平学校教育部長 御答弁申し上げます。
議員御指摘の本市の放課後児童クラブの開室時間延長につきましては、かねてより利用者からも要望いただいて参りました。開室時間を延長するには、財源の確保や支援員の勤務体制について解決しなければならない課題があるものの、試行的に平成29年度当初を目途に実施することを計画しております。将来的には、その試行結果を踏まえながら、開設時間の延長も含めた制度全般を見直し、利用者の希望に応えられるよう改善を図って参りたいと存じます。
以上でございます。