9 公民館の耐震化とバリアフリー化について

◆37番(稲川和成議員) 御答弁ありがとうございました。
川口市において、選ばれるまちづくりを進めるにあたり、教育の充実を図り、その一つとして中高一貫校を創設することは、大変魅力的であり必要であると考えます。
今後も、市民が憧れる中高一貫校創設の実現に向け、努力していただくことを期待いたします。

次の質問に移ります。
大きな9 公民館の耐震化とバリアフリー化についてであります。
市内各地域にある公民館は、市民の方々のさまざまな学習活動や地域活動、仲間づくりの場として広く利用されております。また、大雨や台風による被害が予想される場合には、地域の防災拠点として、一とき避難所の役割を果たすことも期待されております。
こうしたことから、公民館では耐震性の確保はもちろんのこと、障害のある方や小さな子どもと一緒に利用する方など、どのような方でも安心して利用できるよう、エレベーターの設置や段差の解消など、バリアフリー化を進めることが重要であると考えます。
耐震化については、市では公民館の耐震補強工事を計画的に進めており、平成30年度末までに公民館等37施設のうち26施設が耐震化を完了する見込みと伺っております。
去る2月12日、我が党の野口宏明議員と鳩ヶ谷公民館地区の自治会長の皆さんが、公民館の建替えに関する要望書を市に提出しました。
鳩ヶ谷公民館は、鳩ヶ谷地区において最も古い公民館であり、従来から耐震化及びバリアフリー化の要望が出されていましたが、老朽化もかなり進み、多額の費用をかけて耐震補強工事を行なっても近い将来建替えの必要に迫られることが予想されるため、建替えを要望することとなったものであります。

一般質問稲川先生似顔絵 公民館の耐震化とバリアフリー化について

 こうした要望が出されたことを踏まえ、鳩ヶ谷公民館の建替えについて積極的に取り組むべきと考えますが、いかがか。
 また、本市の公民館の耐震化及びバリアフリー化について、市として今後どのような方針で進めるのか、お考えをお伺いいたします。

一般質問答弁用

◎奥ノ木信夫市長 大きな9番について御答弁申し上げます。

 私は、公民館等の施設について、どなたにも安心して利用していただきやすい施設となるよう耐震化を進めるとともに、建物全体のバリアフリー化を進めていくことは大変重要であると認識しているところであります。
 これを進めるにあたりましては、まず、耐震補強工事とそれに付随した改修工事を実施するものでありますが、老朽化がかなり進んだ施設の場合には、補強や改修工事によって実現できる耐震性能やバリアフリー化には限界があると考えております。
 このような中、先般、鳩ヶ谷公民館の建替えに関する地元の自治会長の皆さんからの要望書をいただきました。これを受けて、老朽化した現状を確認したところ、耐震補強に加え、さまざまな改修が必要であるとのことから、当該公民館の耐震化とエレベーター施設などバリアフリー化を実現するため、建替えの方向で検討するよう指示したところであります。
 また、今後の公民館の耐震化を進めるにあたりましては、それぞれの施設の現状や将来のあり方を慎重に検討し、建替えも含めた適切な手法で進めて参る所存であります。
 以上です。